最近、子供の脱毛・薄毛が増えているそうです。
子供の円形脱毛症
子供の円形脱毛症の原因として、最近よく指摘されるのが、「
アレルギー体質」によるものです。
様々なケースがあるようですので、アレルギー検査を含めて、まずは医師に相談することが大切です。(医師によってはいきなり「ストレス」と決め付けてしまうので、「アレルギーが原因ということはないですか」と聞いてみましょう)
その上で、次に疑ってみるのは、昔から言われる「ストレス」が原因の場合です。
3歳の子供に円形脱毛症が生じたケースなどがあるそうです。
強いストレスを感じる現代社会で、親が外で受けたストレスを家庭に持ち込んだりするなど(広い意味での)
家庭内の不和に起因すると報告されています。
程度の差こそあれ、両親から受ける愛情を不足に感じているか、もしくは逆に過干渉(子供に対する期待過剰)で負担に感じているかのどちらかだとの報告もあります。
子供は感受性が豊かなので、言葉のかけ方ひとつで心を大きく動かします。
スキンシップを大切にして親や家族の対処によって治してあげることだそうです。 子供の前ではいつも、薄毛のことを忘れさせるような
笑顔でいてあげてください。
また、「
アレルギー体質」による場合でも、脱毛自体が「ストレス」になっていることにも配慮すべきかもしれません。
最近、栄養失調による頭皮の荒れも一部に見られるそうです。
偏食を改善することがなにより重要とされています。ただそれでも不十分な場合にのみ
ミレットエキスなども試してみてください。
トリコチロマニア(抜毛症)
トリコチロマニア(
抜毛症 ばつもうしょう)とは
無意識のうちに自分で毛を引き抜くことでストレスや精神的緊張、欲求不満を解消する癖です。
頭皮には異常がないのが特徴で、10歳前後の女児に多いようです。
何度も繰り返していると、再生してくる毛が細くなっていくことがありますが、毛髪自体の病気ではないので、抜毛行為を止めれば髪の毛は生えてきます。
トリコチロマニアは精神的なものが原因と考えられています。
治療には、専門の皮膚科医だけではなく、カウンセラーなどによる
心のケアが必要です。 本人が幼い場合は特に親からのケアが何より重要です
。
子供の『
頭しらみ』も増えているそうです。
清潔な環境にある現代で驚きですが、親が忙しくて、子供の頭を洗ってあげたり、髪をとかしてあげたりしないため、(子供だけでは)充分なケアができてないうえに、気付くのも遅れるのが、拡大の原因だそうです。
私の子供の頃は母親といっしょにお風呂に入って、朝は髪をとかしてくれたことを思い出します。
忙しすぎる現代の社会環境が子供の頭髪にも影響を与えていることは、間違いないようですね。
『
薄毛・抜け毛治療は病院で』
というテレビCMが最近、よく流れます。
広告元は万有製薬で、純正プロペシア(フィナステリド)を供給しています。
つまり、CMでいう病院でできる『薄毛・抜け毛治療』とは、プロペシア(フィナステリド)が作用するAGA(男性型脱毛症)のことです。
女性・子供の場合、このプロペシア(フィナステリド)は、頭皮への使用はもちろん、手で触れることも避けるべきとされていますので、ご注意ください。
参考;
育毛剤の注意点